前のブログで、
乗馬クラブでの
乗馬体験について
書きました。
これも、化学物質過敏症が
減感作しているからこそ
実現できたことです。
それも、
ことの流れで
鹿児島へやってきて、
コロナのお陰で
長期滞在しているうちに
地元の人のみぞ?知る、
整骨院に巡り会え、
そこで、
集中的に、
施術を受けられた
おかげです。
あと、鹿児島ならではの、
新鮮な空気、水、甘酒、麹などの発酵食品を
ふんだんに取り入れ、
免疫系統、
腸内環境も
大幅に改善してきていることも
減感作に大きく寄与していると思います。
転地療法効果、とでも言いましょうか・・・
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もし、今でも、減感作していなかったら…
まず、バスや電車に乗って
遠出するどころではありません。
その上、
たとえ、勇気を出して
繰り出し、乗馬クラブへ
辿り着けたとしても、
ヘルメットや、ブーツ、
スタッフの方々の
ニオイリスクが
限りなく高いですし、
安心して乗馬など
していられないことは、
アイスランドででも
実体験済みでした。
出かけるにあたり、
様々な場面での
香害曝露リスクを想定し、
それらの防衛策を講じ、
自衛グッズをリストアップして
用意することを
考えただけで、
行く気が萎えていました。
それでも決行するのであれば、
備長炭フィルターマスクや
キーメイトマスクが必携なのは
言わずもがな。
バッグや服や髪にも、
移り香せぬように、
ビニール袋やアルミシート、
シャワーキャップを
持参しなければならないですし、
おそらく、鞍に敷く用の
ビニールシートも
持って行ったでしょう。
今でも、相変わらず、
通りすがりや
居合わせる人々の
柔軟剤や整髪料、抗菌剤の
ニオイで、ウッと来て、
仰け反り、
彼らは、
「種としての
生存本能が、
まともに機能していないのでは
ないか??」
と、真剣に憂慮する一方で、
私自身が、したいことをできる
楽しみや喜び、
期待感の方が、
香害による弊害やリスクを
上回るほどの、
耐性がついて来ていることを
今回、改めて確認出来ました。
鹿児島に来てから
普段の移動手段は
もっぱら歩きで、
公共交通手段を利用するのは
久しぶりでした。
行きのバスは
平日の日中だったため、
空いていましたが、
やはり、途中から乗ってくる方で
臭う方も、少なからず。
それでも、
「におうな…」と、
瞬間的に、感知するものの、
立って席を移動しなければ
ならないほど
耐えられなくは
ありませんでした。
その上、その時は
におっても、
じきに臭わなくなり、
というか、
正確に言えば、
気にならなくなっていました。
乗馬クラブの
最寄りの駅に着き、
迎えにきてくださった
クラブの車の中も、
ドアを開けた瞬間、
柔軟剤か何かの
ケミカルなニオイがしました。
以前の私だったら、
耐えられないレベルで、
即、窓を全開にしなければ
ならないほどでした。
ところが、「まもなく、乗馬できる!」
という、楽しみ、
ワクワク感の方が大きく、
オーナーの方と
お話しをしているうちに、
「ニオイがしていること」すら
忘れてしまっていました。
いざ、現地に到着し、
ブーツをお借りするために
何足か試し履きし、
サイズチェックをしました。
また、ヘルメットも
いくつか被りました。
すると、やはり、ヘルメットからも
前の利用者の方々のヘアースプレーか
シャンプーか、何かのニオイでしょうか?
ビミョーに、ケミカル臭がしました。
でも、
ヘルメットやブーツを
久々に手にできた喜びが
ニオイへの心配、
不快感を
凌駕し、
先ほどの、車の中の時以上に
素早く、ニオイの存在を
忘れてしまっていました。
1年半前、
乗馬した時は、
乗馬できる楽しみ、喜びよりも、
先頭をいく、
引率者スタッフの
洗剤臭の臭さの方が、上回り、
ツアー中、
ずっと鼻につき、
気持ち悪く、
なるべく、
彼女の風下にならないよう、
列から少しずれて
乗りました。
その時から比べれば、
大きく進歩?、減感作している
ことを実感しました✨✨✨
今回は、グループレッスンでもなく
レッスンも頼まず、
自分一人で、馬🐴と過ごし、
好きなように、自由に乗れたので、
騎乗中は、
他人からのニオイの
心配もありませんでした。
被っていたヘルメットからは
ニオイがしていたのでしょうが、
馬と一体となり、
風を切りながら、
清々しさを満喫できたので
土埃や、周りの木々や
馬のニオイしか、
感じませんでした。
意識を向ける先こそに
エネルギーが注力され、
その対象が拡大、具現化する
というのは、真実かもしれません。
ニオイに巻かれている
という状況は、大して変わりないのに、
楽しみなこと、ワクワクすることに
意識を集中していたために、
ニオイによる害の
影響が、中和されたというか、
やわらいだのかもしれません。
減感作が進むにつれ、
堅かったガードが緩んだというか、
清濁合わせ飲めるように
なった…というか…。
それでも、有害な成分は
有害であることには変わりないので、
自衛し、避けるに越したことは
ないのですが…
でも、ガードしても、避けようとしても
一向に実現できず、
これでもか、これでもかと
侵入してくるニオイを
避けるという
ミッションインポッシブルに
挑み続けることに
疲れ果ててしまったのかも
しれません。
いいんだか、悪いんだか、
わかりませんが、
もう疲れた、無理!!!
と、匙を投げ、諦め、
降参したのも
減感作の促進要因かも
しれません。
乗馬し終え、
帰りは電車で帰りましたが、
夕方5時過ぎで
ちょうど、下校する中高生や
帰宅するビジネスマンで
ごった返し。
単線で、首都圏に比べれば
本数も断然少なく、
結構、混み合っていました。
駅に到着し、ドアが開いた途端に、
中からケミカル臭がもわーーーーん…
帰宅ラッシュの電車は、
半年以上ぶりなので、
インパクトがありました😱😳
ですが、以前のように、
げっ、こんなくさい中で30分も
過ごさなければならないのか?!
とかいう、不安は、
不思議と、感じませんでした。
車窓から見える
紫がかったピンクに染まった
桜島の勇姿に
見惚れながら、
乗馬した気持ち良さの余韻、
幸福感に浸っているうちに、
目的地、終点に着きました。
減感作前の私と、
今の私とでは
香害に遭遇するときの
リアクション、
気持ちの持ち方、
意識の向け先が
違うような
気がします。
今でも、香害に遭えば、
粘着性のある鼻や
喉ゴミが出ますし、
目も充血したりも
するので、
身体は、ケミカルに
反応していますし、
むかっとくるし、
すごい形相をしたりも
しますが、
それでも
精神的、心理的に
だいぶ、楽に
なってきました。
毒物への感度を落とすことは
本望でも
なんでも、ありません。
ですが、
自分のしたいこと、やりたいことを
全て、ことごとく
諦めなければならないどころか、
生活すらできず、
存在すら危険に晒されながら
毎日、毎日、
その日暮らししなければ
ならない事態を
これ以上続けるのも
もう限界!!!😭😭😭
そう思ったら、
なんだか、崖っぷちから
飛び降りたようで、
今まで
足を踏み入れた
ことのなかった、
未知の領域へ進み、
その領域に
徐々に馴染み、
新たな世界が
展開し始めているようです。
うまく説明できないのが
もどかしいのですが…
今後の経過についても、折にふれて
書き記したいと思います。
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