この1週間ちょい、コロナウィルスの拡散に関するニュースばかり。不安や恐れを煽る報道が目立っているようです。
わたしとしては、一過性のウィルスよりも、長年、365日、間断なく、空気中に浮遊・遍在しているマイクロカプセルや香料成分、そして意識していなくても、身の周りに溢れかえっている超低周波振動の方が、よほど恐ろしいと思います。
そして、マイクロカプセルや香料成分と互角に蔓延・遍在しているのが、
アッチャー・・・、、目をつぶりたくなるような英語標識。
今日、遭遇した、ビックリ仰天な看板は、ズバリ、これ。
Ruminate Hair 「熟考する?反芻する?ヘアー」
これは、某美容院の、看板で、どうやらお店の名前のようです😳
"Ruminate"という単語は、日本の中学・高校の英語の教科書でも、登場しないような気がしますし、頻出単語ではないと思うのですが、「(牛が)反芻する、熟考する、思いを巡らす、沈思する」という意味です。
標記されている通り訳すと、「髪が、熟考する」❓「沈思する髪」⁉️「髪の毛が反芻する」⁉️イミフどころか、キモいですよね😳
いやはや、どう考えても、この二つの単語は、結びつきません‼️
で、思うに、これももまた、日本人が犯しやすいミスではないかと考えます。すなわち、LとRを間違える…って言う、典型的な誤りです。
LとRの間違いは、発音でよく起こるのだと思っていましたが、書き言葉でも、あるんですね…😳
単語の頭のRをLに替えると、"luminate"。
これは、"illuminate" 「(灯り)を灯す」「点灯する」「明るくする」「色や模様で飾る」「明らかにする」「啓蒙する」という単語の、古表記です。
語源は、"In" (中に) + "lumino" (明るくする), "lumen" (光) というラテン語です。
で、話しを元に戻すと、髪の毛を明るくする、輝かせる、ツヤツヤさせる…という意味の店名ではないか、と思うのです。
だとすると、やっぱり、Ruminate Hair (反芻する髪の毛)…ではなく、Luminate Hair (輝く髪の毛)でしょう…
店名として、いいアイデア💡だったはと思うのですが、辞書を引いて、綴り・意味を確認することを怠ったために、えらい名前になってしまった、泣くに泣けないケースだと思います。
尤も、店長はたとえ、これを知ったとしても、気に留めない、どうでもいいのかもしれません。
あるいは、実は敢えて、「反芻する」「熟考する」にしたのかもしれません⁉️
これは、もう、店長、名付け親のみぞ知る…ところですが、私は、そんな名前の美容院に入る勇気もないですし、確認する気も起こりません😅
とにかく、あまりにもお粗末で投げやりな、自らの品格・信用をも落としかねないような、英語名や、看板、標識が多すぎるような気がします。それとも、こんなに気にする私が神経質で、職業病なだけでしょうか…
アイスランド大学で、アイスランド語を勉強していた時も、教授方は、「決してGoogle Translateで意味を調べないように!きちんと辞書を引くように!」と、耳にタコができるくらい、何度も繰り返し、口を酸っぱくしておっしゃっていました。
やはり、正しい言葉遣いをするためには、きちんとした辞書で、まめに調べて、確認するしかないのではないかと、痛感したのでした…「反芻するヘアー」看板を見ながら。

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